2003.08.06

札幌勤務時代は、よく 丘珠 − 函館 を飛んだ。
A320に乗務するようになってからは、たしか一度だけ、千歳に降りれずにダイバートしただけのはずだ。
秋田空港へはA320で行ったのは一度だけ。
大館能代に降りれずにダイバートしたときだった。
そんなわけで、函館、秋田、両空港へのアプローチは、北からしかしたことがなかった。

今日の勤務は、関西 → 函館 → 名古屋 → 秋田 → 名古屋。
函館、秋田へ南からの初めてのアプローチだ♪と思うと、ちょっとだけ嬉しく感じてしまう。

函館へ向けてワクワクしながら降下開始した。
青森の上空で管制官からトラフィック情報を得た。
どうやら前方10kmほどの所を、2機のF16(戦闘機)が右から左へ横切る、とのことだった。
F16は旅客機に比べるとかなり小さいから、見つからないかなぁ〜・・・・。
いたぁーーーーっ!
み〜〜っけ♪

F16が横切るのを待ってから、さらに降下しても良いとの指示を管制官にもらった。

函館へのアプローチは ILS12 だった。
A320で千歳からダイバートした時は VOR30 だったので、今日の ILS12 は YS−11 以来、数年ぶりだ。
見慣れたようで、でも見慣れない久しぶりの光景が、ちょっとだけ懐かしかった。

秋田空港へのアプローチも、別にどうってことないはずなのだが、幼稚な思考回路を持つ私なので、
「南からの初アプロ〜チ♪」 と思うだけで、何故か嬉しかった。

便間の数分の空き時間に、キャプテンが言った。
昨日さぁ、ほ?っ?食べてたときに、歯茎に刺さって血が出て、痛いのなんのって。」(キャプテン)
よく聞き取れなかった私は、ホッケ(魚)の骨が刺さったのだと思った。
キャプテン、本当ですかぁ?!」(CA)
CA の驚きぶりがあまりにも大げさだったので、私は聞いた。
「何が刺さったのですか?」
ポッキーだよ。 ポッキー。 まさかあんものが刺さるとは思わなかったなぁ〜。」(キャプテン)
イヤだぁ、キャプテン。 それって、すごく格好悪いですよぉ〜♪」(CA)
いや、それがさぁ、息子がポッキーを一人締めして食べてて、なんだよ、オレにも食べさせろよ、
 とばかりに取り上げて食ってやったのさ。
 そうしたら、その一本が刺さってかなり血が出て、ほんと、家族のみんな引いてたよ。
」(キャプテン)
もう、キャプテンったら。 自業自得ですね。」(CA)

そっかぁ〜。
ポッキーって刺さるものなんだぁ〜。
危ないなぁ〜。
私は純粋に感心し、脳に知識として記憶したのだった。



2003.08.011

今日の勤務はスタンバイだった。
会社に着き、目についたのは、地上スタッフの焦り気味な電話対応だった。
う〜ん、何かイヤな予感がする。
彼が電話を置いた瞬間に話しかけた。

「もしかして稼動ですか?」
えーっと、もしかすると・・・、あっ、ちょっと待ってください。」(地上スタッフ)
また電話が鳴った。

ひょっとすると、これから東京に行ってもらって、その後
 羽田 → 石見 → 伊丹 → 石見 → 羽田 を飛んでもらうことになるかもしれません。
」(地上スタッフ)

ゲェ〜〜〜ッ!
それじゃあ、今日中に伊丹に戻ってこれないじゃ〜ん?
羽田ステイってかぁ〜?
下着も何も持ってないぞぉ〜。

そこへスタンバイのキャプテンが出勤してきた。
「キャプテン、稼動かもですって。」
えっ? ほんと? ウソだろ?」(キャプテン)
「それがホントっぽいんですよ。 羽田 → 石見 → 伊丹 → 石見 → 羽田 ですって。」
ホントに? それって、決まったの?」(キャプテン)
ハイ、今、決まりました。」(地上スタッフ)
電話を置いたスタッフが間髪入れずに言った。

「で、いつの羽田行きに乗るんですか?」
11:00発です。」(地上スタッフ)
時計を見ると・・・、今は、10:30!?
キャプテンは携帯で自宅に電話。
私は携帯を持っていなにいので公衆電話までダッシュし、自宅に電話した。

伊丹発羽田行きのチケットをもらい、走ってカウンターへ行き、ゲートについたのは10分前。
二人とも汗だくだった。

羽田に到着し、そのままディスパッチへ行った。
ディスパッチに出頭したのが12:30頃。
で、石見行きは何時に Delay Set(出発時刻の再設定)されてるんだ・・・・・?
13:00!?!?
あと30分しかないじゃん!
そりゃあ無理だよ。
福岡から石見に向かって前線が接近中で、天気の解析に時間がかかる。
でも早く飛行機へ行かなくちゃ。
すると、伊丹の事務所から電話が入った。

どうやら私達の勤務は 羽田 → 石見 → 伊丹 で終わり、
帰りの 伊丹 → 石見 → 羽田 を飛ぶ人が見つかったようだった。
ラッキ〜♪
でも自宅に電話している暇などない。

結局、羽田 → 石見 は2時間半程度遅れの 13:13 に出発した。
前線の通過にともなって一時的に石見空港の天候は悪化したが、
私達が到着するまでに回復し、問題なく着陸できた。
石見では機内清掃を頑張って早急に終わらせてくれたので、折り返し伊丹行きも短時間で出発。
伊丹には 16:04 に到着した。

遅れて就航したために、沢山のお客さんに迷惑をかけてしまったが、
便がキャンセルにならず就航できて良かった。
また、本来スタンバイで 16:00 までの勤務だった私達も、
16:30 までには仕事を終えることができたので、満足な一日だった。

妻は母親学級で知り合った友人宅へお邪魔していて、家に帰ったとき留守だった。
着替えてすぐにコンビニへ行って小年ジャンプを立ち読みし、その後ジョギングへ行った。
汗だくでジョギングから戻ったちょうどそのとき、
妻は車を降りて玄関に向かって歩いている途中だった。
走っている私の姿を見て、妻は立ち止まり、ビックリまなこで固まった。
なかなかいい妻のリアクションとその表情に、仕事とジョギングの疲れは吹き飛んだのだった。



2003.08.14

一昨日、出勤前にパソコンをいじっていると警告が出た。
何かのシステムエラーで1分後にシャットダウンする、という内容のメッセージだった。
その通りシャットダウンし、すぐに再起動した。
YAHOOオークションで落札したバイクのサスペンションの出品者にメールを書きたかったが、
立ちあがってまたすぐに同じ内容の警告が表示された。
その後もだましだましパソコンを使ったが、同様のメッセージが出たために途方にくれた。
単にまたパソコンの調子が悪いだけだろう。
ほっときゃ、しばらくしたら直ってるはず。

その日の夕刊に、「MSブラスト」 なる新種のコンピューターウィルスについて書かれていた。
従来のメールによる感染とは違い、ウィンドウズのプログラムの欠陥を攻撃するものらしい。
感染時の症状が似ている。
昨日の朝刊にも被害状況が書いてあり、昨日の夕刊にも書いてあった。
これはマズイ・・・・・。

1泊2日のパターンで昨晩23:30に帰宅した。
YAHOOオークションでゲットしたバイクのサスペンションが届いていた。
開けてみると・・・・、思ったより古いなぁ〜。
失敗したかなぁ〜。
まぁ、磨けば使えるか・・・・。
めずらしく深夜 01:00a.m.にベットに入った。

今日は、朝、09:00 に起床。
朝刊にはウィルスの被害状況が急拡大していると書いてあるではないか!
マジっすかぁ〜。
もう、面倒だなぁ〜。
仕事、増やすなよなぁ〜。

大雨の中、裏庭でウェイトトレーニングを終え、11:00 からパソコンの修復にとりかかった。
マイクロソフトのアップデートのサイトにアクセスして、と・・・・、ゲェ〜ッ!
アクセスできないじゃん!?
なに、パンクしてんだよぉ〜!
そっかぁ〜、みんな被害に合ってるだな、きっと。

仕方なく、昨日ゲットしたサスペンションを磨くことにした。
そして1時間ほどして、再びアクセスしてみると・・・・。
おっ! つながった♪

しか〜し、うまくいかな〜い!
ウィルスを駆除し、Windows Update をしようとするのだが、Update に時間がかかりすぎ(30分以上)、
その間にまた感染してしまい、1分でシャットダウンしてしまうから Update ができないのだ。
マイクロソフトに電話しても、電話はなかなかつながらない。
それにもめげず、電話をかけまくり、やっと担当者につながった。
サイトの別の場所に書いてあるファイアーウォールかなにかをいじってからやればなんとかなる、と
そっけない返事だった。

で、そのサイト内を探すが、探している間に警告発令。
1分でシャットダウンだ。
これじゃあ、見つける暇もないじゃねぇ〜か〜よぉ〜ん♪ (T T)
1.3MHzのCPUでは、Windows XP の立ち上がりも遅い。
シャットダウンしては立ちあがるまで待ち、サイト内を探してる間にまたシャットダウンし、
なんてことを15分程繰り返しただろうか。
やっと見つけた!

そこから先は、ちゃっちゃと仕事を進め、1時間程でウィルス駆除とアップデートに成功♪

待てよ・・・・、実家のオヤジんとこのパソコンもヤバくねぇ〜?

「もしも〜し、オヤジ、パソコン、調子どうよ。」
あぁ、それがさぁ〜、昨日から調子悪くって、すぐに電源が切れて、また立ち上がってくるんだよ。
 メーカーに電話したらプロバイダーのせいだろうって言われて、
 プロバイダーに電話したらメーカーに問題あるって言われてたらい回しされたんだ。
」(オヤジ)

やっぱり・・・・・。

「じゃあ、一緒に直すか。」

電話はお互い YAHOO BB だからタダ。
でも気が重い。

「『マイクロソフト』 って、『検索』 の左隣にある四角い枠の中にカタカナで書いて、リターン押して。
 上から20cmくらいの所に 『マイクロソフト・ホームページ』 ってあるだろ?
 えっ? 下の方をどうやって見るかって?
 スクロール・バーをドラッグすればいいんだよ。
 えっ? ドラッグがわからない? もう、何度教えたら覚えるの?
 スクロール・バーは、右上の赤いバッテンの下7cmくらいのところに、薄い水色の縦棒があるでしょ?
 それのこと。
 赤いバッテンが見えない? 画面の右端からはみ出てるのね。
 じゃあ、インターネットエクスプローラーの窓の一番上の青い横バーの上に矢印を持っていって、
 左クリックしながら左にひぱってね。
 え? 何を引っ張る?って、マウスを左に動かすんだよ。
 次に、さっき言った 『マイクロソフト・ホームページ』 をクリックして欲しいんだけど。
 えっ? 左クリックに乗ってる指を離していいのかって?
 もう離していいよ。
 で、次は・・・・・・・。」

オヤジとの電話の会話が終わったのは、17:00 だった。
でも、これだけの大仕事が3時間程度で終わったんだから、マシな方かなぁ〜。
あ〜あ、喉がとっても痛いんだけど・・・・・。


半分ほど磨き終わったバイクのサスペンションを見ながら、何気なく長さを計ってみると・・・・・。
あれっ? 長すぎない?
私が欲しかったのは、イントルーダー750のサスだ。
イントルーダー1400を購入したが、後輪をローダウンするために、750の短いサスが欲しかったのだ。
先日、廃車にしたイントルーダー750からはずした錆びついたサスを1400に取りつけてある。
そして私の部屋には1400からはずしたサスが置いてあった。
落札し、送られてきたサスと長さを比べてみると・・・・、ヌワヌィ〜ッ!?
これって1400のサスじゃんかよぉ〜!?

出品者に電話したが留守。
メッセージを残し、再びパソコンに向かった。
メールで連絡とるか・・・・、その前に、自分のメールのチェックをしとこう・・・・。
あれぇ〜? メールチェックできないじゃん?
ウィルスで登録IDとか壊れたかなぁ〜。
そんなわけないわな・・・・・・。
サーバーがダウンしてるのかも・・・・・・。
自分のホームページにアクセスしてみよう・・・・・、って、できないじゃん!?
何、勝手に閉鎖されてんだよ!
ドメインを取ってくれた会社のホームページから私のドメインの状況をチェック。
ゲェ〜〜ッ!?!?!?
差し押さえられてるじゃん!?
?????????????????
なんで???????????????
待てよ・・・・・・・、いつドメイン取ったっけ?
1年ごとの更新で、次の支払いはいつだっけ?
あれは・・・・・・、去年の9月だよな?
まだ1年経ってないよな?
でも、ひょっとして1か月前までに支払いしないとダメとか、なんか規約でもあるのかなぁ〜?
でも、それなら普通、メールで教えてくれるよな?
んっ? メールで教える・・・・・。
あれっ? どのメールアドレスで登録したっけ?
1年前のメインのアドレスはサンネットだったよな?
サンネットとは解約したよな?
ってことは、金払えって内容のメール、向こうはこっちに送れないわけだ。
マズイじゃん!
ドメイン取り消されたらどうすんだよ!

そこへ電話がかかってきた。
またオヤジだ。
どうやらパソコンが完全に直ったようで、お礼の電話だった。
ハイハイ、良かった。 今、忙しいからまた後でね。
電話を切ると、すぐまた電話が鳴った。
誰だよ? またオヤジ?
それはサスペンション出品者のバイク屋からだった。
バイク屋は、それが750用のものだと勘違いしていたようで、着払いで送り返してもらえれば、
全額(落札価格+送料+代引き等)返金してくれる、とのこと。
良かった、良かった。
こちらはひとまず一件落着。

ドメインを取ってもらった会社に電話したが営業時間外だった。
妻のアドレスからメールを書いて、夕食を食べて、妻がメールチェックをすると、
あっ、来てるよ。 ドメインに関するメール。」(妻)

やはり、支払い滞納のため差し押さえられていたようで、
向こうも私に連絡がつかずに困っていたようだった。

朝から晩まで、休みの日だというのにシンちゃんと遊ぶこともできず、
バタバタと忙しい一日だったが、とりあえず全ての問題は解決できたので不幸中の幸いか。

それにしても、何でこうも沢山のことがいっぺんに重なってしまったのだろうか?
珍しいこともあるものだ。



2003.08.15   なつかしい写真

妻と一緒にアルバムを見ていて、王子動物公園でとった写真が出てきた・・・・・。



 



2003.08.16

夜、新潟空港の Runway 10 へビジュアルアプローチした。
千歳からの到着便だった。

海岸線が見え、町の明かりがはっきりしてくると、花火が見えた。
空港をはさんで右側と左側、2か所で打ち上げられていた。

きれいだなぁ〜♪

そんなことを考えていると珍しく管制官が日本語で呼んできた。
滑走路の近くの浜辺で花火をしている人がいるので注意してくれ、とのことだった。
我が家でする花火、というと線香花火が主流だ。
花火ったって、どうせ小さい花火なんじゃないのかなぁ?

ダイレクトベースをもらい、しかも若干内側を通って進入した。
ビジュアル10のベースレグからファイナルへ旋回し終わる頃、恐らく地上120mぐらいのところで、
砂浜から赤い光りがこっちに向かって飛んできたっ!

ウォワァッ!!
ゲェ〜〜〜〜ッ?!
打ち上げ花火じゃねーかよぉーーーーっ!!!
しかも手持ちで飛行機に向かって打ったろっ、コラッ!
ダーメだってよ。
そらー、オマエ、ルール違反だわ。

とはいっても飛行機に届くわけもなく、ふ〜んだ、と無視して進入を継続。
地上から30mぐらいのところで、飛行場区域内を動く黄色いライトが見えた。
航空局の黄色い車の天井についているクルクル回る黄色いライトだ。
きっと浜辺で花火をしている人達に注意をしに行ったのだろう。

良い子のみなさん、夜間、着陸間際の飛行機に向かって花火を打ち上げるのはやめましょうネ♪



2003.08.20

伊丹 → 関空 → 宮古島 → 関空 → 熊本 → 関空 → 伊丹

最初と最後は空港間の地上移動だが、乗り物に乗っての移動、という意味では乗務と何ら変わらない。
最もきついパターンだ。

Yキャプテンと一緒だった。
あれぇ〜、先月もYキャプテンと同じパターンを飛んだ気がする・・・・・。

「キャプテン、このパターンってきっついですよねぇ〜。」
ほんとだよ。 このパターン、オレ、今月3回もついてるんだよ。」(キャプテン)
「うわぁ〜、それってヒドイですねぇ〜。」

先月は私も2回やったが、今月は1回しかついていない。
ラッキィ〜♪

キャプテンは宮古島で一箱500円のバナナケーキを買った。
4名の客室乗務員(CA)とキャプテン、私のおやつ用だった。
宮古島を出発する前にそのケーキを6等分し、コックピットに2切れ持ち込んだ。

宮古島から関空への道中、バナナケーキを頬張りながらの会話。

「キャプテン、このケーキって何ていうケーキですか?」
『バナナケーキ』 っていうんだよ。 ほら。
 これは普通の砂糖を使ってるんだけど、黒砂糖を使ってるのもあって、
 それはそれで全然違う味がしておいしいんだ。
」(キャプテン)
そう言って、キャプテンはバナナケーキの箱を見せてくれた。
「あれぇ〜? もう一箱買ったんですか?」
ああ、今日、子供の誕生日なんだ。」(キャプテン)
????????????????????????????

このセリフ、なんか聞いたことあるぞ?
しかも、同じシチュエーションで聞いた気がするぞ?

あれぇ〜、この景色知ってるぞ? とか、
このシチュエーション、前にもなかったか? とか、
目の前の景色を過去にも見たことがある、と感じるときがある。
夢で見たのかなぁ〜、とあれこれ考えるが、どうしても思い出せない。

今日の場合もまさにそんな感じだった。

「キャプテン・・・・・・・、あのぉ〜、以前も私とこのパターンで乗務したとき、
 お子さん、誕生日じゃなかったですか?」
えぇ〜、そんなわけないでしょ? 1年前ってこと?」(キャプテン)
「いえ、そうじゃなくて、7月にも一緒に飛んで、
 そのときもお子さん、誕生日だった、なんてわけないですよね?」
ちょっと待てよ。 そういえば、先月、一緒に飛んだよねぇ? あれっていつだったっけ?」(キャプテン)
「ちょっと待ってくださいよぉ・・・・・・。」

私は自分のフライトログを開けて先月のスケジュールをチェックした。

「えぇ〜っと、7月1日です。」
あぁ、そうだったっけ。 その日は息子の誕生日だったわ。」(キャプテン)

珍しいこともあるものだ。



2003.08.23

朝、妻に起こされた。

ん〜? なにぃ〜?
へっ? 会社から電話?
また稼動なんじゃないの?」(妻)

今日のオリジナルのスケジュールはスタンバイだ。
会社でコピーしたい書類が山ほどある。
前回のスタンバイも稼動してしまったので、今回はしたくない。
どうぞ稼動しませんように・・・・。

もしも〜し?
ゲェ〜〜〜〜ッ?!
やっぱスタンバイ稼動ですかぁ〜?
で、どういうパターンですか?
名古屋で終わって新幹線で帰るパターンって、帰宅は23:30過ぎじゃないですかぁ。
もう、シンちゃんも妻も寝てるじゃ〜ん・・・・・・・。
でも、しゃーないわな・・・・・・。

ということで、関空 → 高知 → 伊丹 → 新潟 → 名古屋 をやってから、新幹線で大阪に戻った。



2003.08.24

高知 → 伊丹 は私が担当していた。
その飛行機にVIPが乗ってくるとの情報をゲット。
誰だろう?
へぇ〜、松下電器の副社長さんですかぁ〜?

知り合いっていうわけでは全然ないが、最近DVD+HDDレコーダーの売れ行きが良いと聞いているし、
プラズマディスプレーも伸びていているらしい。
先月だったか日経ビジネスで松下社長のインタビューを読んでいたので、
意味不明のちょっとした親近感を感じた。

よっしゃ、気合入れてナイスランディングといってみるか。

伊丹空港のショートファイナルの気流は予想通り悪かったが、
日曜日だからか32Lエンドには沢山の観客が来ているし、格好の悪い着陸はできないゼイ〜♪

タイヤがつく感触がないほどの接地ではなかったものの、
まぁまぁだった?と言える程度で良かったぁ〜♪



2003.08.25

夜の新潟発名古屋行き。
Push Back していると、キャプテンが言った。
あっ、花火だ。」(キャプテン)

えっ? どこどこ?
それは Runway 28 の方角に大きく見えた。
随分、近くだなぁ。

Push Back Engine Start し、滑走路28へ向けてタクシー中、ずっとその花火を見ることができた。
とっても得した気分だった。



2003.08.30

19:50頃、新潟から名古屋に 26,000feet で向かった。
23,000feet を超えて雲の上に出ると、正面に天の川は見えた。
へぇ〜、随分ときれいに見えるなぁ〜。
そういえば、天の川を見るのって久しぶり。

しばらくしてキャプテンが言った。
おい、あれって火星だろ? 今、うわさの。」(キャプテン)

どう考えても見逃すことができないほど大きく輝くオレンジ色の光りが、南東の方角に見えた。
あまりにも大きかったので、私は飛行機かと思っていてが、そういえば全然動かない。
そかぁ〜、あれは火星かぁ。
きれいだなぁ〜。
望遠鏡、売れてるらしいなぁ〜。

天の川が見えるほど空気が済んでいるせいか、火星の光りがとてもまぶしかった。