2009.03.01

去年、花粉症を克服した、と思ったのに、どうやら間違いのようだった。
今年もやっぱり辛いのだ・・・・。
ウワサでは去年より10倍花粉が飛んでるらしい。
それでか?
でもな・・・・、去年は関西よりずっと花粉量が多い東京でも、何の反応もなかったのに。
納得できない。

あ〜あ、去年の12月に鼻の粘膜をレーザー治療しとけば良かったかな・・・。
でも、身体検査基準が厳しくて、診断書みたいなものが必要とかで、面倒くさかったし、
去年反応しなかったから完治したかもしれない、ということで、今年は様子をみたかったから、
レーザー治療は断念したのだ。

先日、あまりにも症状がひどかったので、10数年ぶりに耳鼻科に行った。
長期休暇を取っているから、薬を飲んでも大丈夫だからだ。
私の鼻と目を診察したお医者さんが言った。
「うわ、これは・・・・・、ひどいですね。 いままでどうしていたんですか?」(お医者さん)
「我慢してました。」
すると、お医者さんが教えてくれた。
眠気が起きにくく、アメリカの航空業界でパイロットの使用が認められた花粉症の薬がある、と。
それだっ!
それ、それ。
それなら飲めるんじゃないのか?
即効、会社に電話し、薬の担当医に聞いてもらった。
すると、その薬はとても強力で、乗務前には当然飲めないし、
2、3日以上連続で服用した場合、後遺症?副作用?があるかもしれないから、検査が必要、
みたいなコメントをもらった。
マジかよっ!
やっぱり日本は超厳しい。


最近、息子と水泳に行くようになりだしたせいで、思いついた。
そうだっ!水泳のゴーグルがあるじゃん!
鼻はマスクでカバーする。
私は顔がデカイので呼吸をしているとマスクが下にズレ、上の隙間から空気が入ってきてしまう。
そこをゴーグルで固定してしまう作戦。
ちょうどよい具合に、何年も前に使っていたゴーグルは、全てのパーツが黒い。
これなら目立たないはず。
遠くから見たら「一風変わったサングラス」 に見えるに違いない。
水泳のゴーグルだ、なんて、バレるわけがない。
スッゲェーー、頭いいじゃんか?
どうしてもっと早く気がつかなかったんだぁぁぁあああーーーっ!!



以前、スノーケリング用のゴーグルを使ってみたことがある。(2005.03.24 の日記参照)

外出するときに、どっちが見た目、マシかといえば、
やっぱりマスク+水泳のゴーグルだろう。

調子は最高だ。
曇り止めが効いているのか、数時間は視界良好。
今年はこれで乗り切るぞぉ〜♪



2009.03.05

長期休暇期間中、家事手伝いを満喫した。

私は固いモノを加工するのは得意だが、柔らかいものは大の苦手。
おにぎりを三角形に握れないし、餃子の皮をうまく包むことができない。
長男の通う幼稚園は通常は弁当が出るが、
たまたま自宅で作って持っていくおにぎり弁当が多い時期で、
私は否応なしにおにぎりを握った。
おかげで、だいぶ上手にできるようになった。

そして、今日は、、、、家からお弁当を持っていく日!
よっしゃぁ〜、父ちゃんが生まれて初めて、弁当を作っちゃうぞぉ〜♪

ということで、昨日、息子とドラッグストアで冷凍食品を買いまくり、
デザートのミックスフルーツの缶詰をゲットした。
冷凍食品コーナーにはおいしそうなおかず達が並んでいた。
どれにしようかな・・・・。
しゅうまいと、コロッケと、タルタルソース入り白身魚フライと、
から揚げ、ミートボール、、、、、、。
まだまだウマそうなおかずがいっぱいあったが、
幼稚園児の弁当箱に入りきるはずがないので、あきらめた。

次にスーパーへ行き、おやつのお菓子を探した。
上限100円までと決まっていた。
すると、うまい具合に120円のお菓子の詰め合わせを発見。
それと10円のマシュマロを1個購入。

息子も私も欲しいもの全てを手に入れ、とてもとても幸せな気分で帰宅した。

妻はおやつのお菓子セットを見て仰天。
半分ぐらい没収されてしまった。 (TT▽TT)

で、今日、早く起きておにぎりを握り、ほうれん草のバター炒めを作り、
後はひたすらレンジでチンしまくった。
冷凍食品のチンは意外と難しく、コロッケや白身魚は破裂するし、
シュウマイはラップをかけ忘れ乾燥するし、で、かなりの失敗作が私の胃袋に納まった。

超、マイウゥ〜〜〜♪


きっと、これが私が作る最初で最後の弁当だ。
ミックスフルーツの缶詰を開け、小さなタッパーに積めて完成した。

息子が帰宅後、父ちゃんの弁当の感想を聞いたら、
「まあまあ。」(息子)
コロッケと白身魚のフライがマズかったらしい。
チンした直後食べたら、おいしかったけどなぁ〜。
まぁ、いいさ。
余った分は、後日私が食べよう。



2009.03.10

先日、テレビで鼻の中に入れるマスク、Nose Mask Pit を紹介していた。
鼻の中に突っ込むタイプのマスクで、花粉を99.9%カットしてくれるそうだ。
サイズ・フリーで挿入した感じ、違和感もなく、呼吸も普通にできる。
しかも、つけているのか、いないのか、分からないぐらい目立たない、と言うではないか!

花粉症用の飲み薬には眠気を催す成分が微量入っているようで、仕事中は当然服用できない。
また、休みの日にも飲むとそれから○○時間常務できない、という決まりがある。
風邪薬も扱いは同じで、結構面倒だ。

飲み薬を仕事中に薬を服用できない以上、
花粉症用のマスクをしたまま乗務しても違反ではないが、
お客さんがボーディング・ブリッジを通って機内に入る途中、
コックピットを覗き込んで、パイロットがマスクをしているのを見て良い気はしないかもしれない。
「あいつ、病気のくせして飛行機運転するのか?」 と思ってしまうかもしれない。
だから、私は搭乗中はマスクをはずし、鼻呼吸を停止している。

聞くところ、あるキャプテンが花粉症のコパイさんに、
お客さんがいるターミナルに入るドアの手前で、「じゃあ、マスクをはずそうか。」 と促したらしい。
機長オーダーを断れるコパイさんがいるわけないので、
きっとそのコパイさんは、そこで否応なしにマスクをはずしたはずだ。
権力を持っているヒトが、相手に断りやすい逃げ道を作らずに言葉を発してはいけない、と私は思う。
でも、世の中そんなに甘くない。


この、鼻の中に挿入するタイプのマスクなら、コックピットで挿入していても分からないはず。
お客さんのいるターミナル内を大手を振って歩けるではないかっ!
経験則から、テレビ放映があった後、お客さんはお店に殺到するのは明らか。

次の日の開店が朝10:00の近所のドラッグ・ストアに、10分前の09:50に行った。
あれぇ〜、、、行列、できてないぞ・・・・・。

10:00数十秒前に自動ドアが開放された。
どうやら走る必要はなさそうだ。
ガーーーンッ!!!
置いてない!
クッソォ〜〜・・・・。
どうしよう。

そうこうしている間に、今頃、「Nose Mask Pit」 を置いてあるお店にお客さんが行列をなし、
我も我もと買いまくって品切れ続出しているに違いないのだ。
今から他のお店に行っても、きっと Too Late だ。

おやっ?
これは、、、、なんだ?
ノーズ・マスクみたいだぞ。
でも、テレビでやってたヤツつとは違う商品だ。
本物には、鼻の穴を下から覗き込んだときに見えにくいように青いシリコンのパーツがついているはず。
これにはない。
さては・・・・・、あれは特許を取られてて使えなかったのか?
それとも、見栄えだけの問題で、必要ないのか?
なくていいものは、ない方が製造コストが下げれるから安いはずだ。
それに、コックピットで座っていて、
お客さんに鼻の中を下から覗き込まれるシチュエーションは、限りなく0%に近い。
休日に、水泳のゴーグルをして街中を歩けるほど羞恥心のない私だから、
鼻の中を覗かれて、そこに白いフィルターが入っているのがバレたとしても、
恥ずかしいなんて思うわけがない。
効能を読んでみると、、、、、、
お゛っ!、、、こいつも99.9%花粉をカットするって?
いいじゃん、いいじゃn、これで代用できるかも。
よし、これを買って試してみよう。
Nose Mask Pit は後日、ネットで取り寄せればいい。


  ↑↑これが購入したニセモノ?↑↑

こいつを挿入して走りに行った。
くっ、苦しい・・・・・・。
鼻呼吸できないじゃん!?
確かに空気は通るけど、流量は50%ぐらいに制限されてる気がする。
これはダメだ。
それに、挿入した感じ、違和感があって、くすぐったいから逆に鼻水が出る。

ノーズマスクを挿入 → 鼻水が出る → はずして鼻をかむ → ノーズマスクを洗って再び挿入

こんなことするぐらいなら、いつもやってるようにティッシュをはがして(2枚くっついてるのを1枚ずつにする)
丸めてツバをつけて濡らし、それぞれを鼻の中に押し込んで鼻呼吸できないように栓をし、
でもって鼻の穴が膨らみきって見た目がおかしいからそれを隠すためにマスクをして、
口呼吸でジョギングに行く方がずっとマシだ。
こうすればマスクのおかげで口から入る空気は水蒸気をたっぷり含み、喉が痛くならない。
また、マスクと顔の隙間から仮に微量の花粉が入り、
その空気を口から吸い込み吐き出すとき、吐き出す空気に混じっている花粉は
鼻の穴がふさがれているので鼻の内側から外に出て行くことはない。
だから粘膜に花粉がくっつくことは決してないのだ。

ノーズマスクだけしてマスクをしていない状況を考えてみる。
鼻呼吸だけでは息が苦しくて口呼吸をして、
マスクをしてないから冬の乾いた冷たい空気が口からガンガン出入りし、
唇も口の中もカラッカラに乾き喉は痛くなる。
また、マスクなしで口から吸い込んで吐いた、沢山の花粉を含む空気は、
時々、鼻の内側から外に吐き出されるから、ノーズマスクをしていても粘膜に花粉は付着するのだ。
走るとき、通常は鼻で吸って口から吐いてる。
ところが、鼻だけでは酸素が足らなくなると、口からも吸い込み始め、
そうなってくると吐き出すときは口からだけ、と切り替えるのが難しくなる。
鼻からも空気が出てしまうのだ。

装着したところを鏡で下から見てみた。
げっ!、隙間だらけだ。
フィルターの直径は十分大きいが、鼻毛が邪魔して鼻の内側の皮膚にフィルターがくっつかない。
そこで、、、、、鼻毛を短〜〜〜く切った。
そしたら、、、、ピッタリ。
あっ、でも、白い傘の骨みたいな部分が、くすぐったい。

やっぱり本物じゃなきゃダメなのか?

その日は仕事でステイだった。
泊まり先のドラッグストア、ウエルシアで Nose Mask Pit を探したら、、、、あった!
あっ、でも品切れ!
当たり前か・・・・。
でも、ウエルシアには置いてあることが分かった。
地元のウエルシアで探せばいいか。

帰宅後、地元のウエルシアに行ったが、やっぱり品切れ。
他の店舗にも電話してもらったが、どこも品切れ。

楽天で検索してみた。
あった、あった。
1ケース3個入りを4ケースで送料込みで2100円。
フィルタータイプの Nose Mask Pit と、鼻水を吸収するタイプの Pit Stopper を購入。
合計4200円。
結構、高くついた。
3×4×2=24個では、毎日使ったら24日でなくなってしまう。
2月中旬からゴールデンウィーク明けまで続くから、60日分以上は必要だ。
ってことは、、、、、1万円もかかるのか?!
あ゛ぁ〜〜〜、やっぱ、鼻の粘膜、レーザー治療しとけば良かったかなぁ。
洗って使ったら2、3日はもつかなぁ?

 

 Nose Mask Pit 裏面
 Nose Mask Pit 表面
↑↑こいつがフィルターテイプでテレビで紹介してたヤツだ。

 Pit Stopper裏面
 Pit Stopper表面
↑↑こっちが鼻水を吸収するタイプ


使い方。

息苦しいので自宅内ではマスクなしの生活をしている。
(数ヶ月間、窓を開けず換気しない。)
ノーズマスクは高級なので、極力、外出はマスク+水泳ゴーグルですます。
ちょっと油断して鼻に花粉が入り、鼻水が止まらなくなったら、塩水で鼻うがいをして花粉を洗い流す
それで鼻水が止まったら、ノーズマスク・ピットを、止まらなかったらピット・ストッパーを使う。

ノーズマスク・ピットをつけてみた。
挿入した異物感は、ニセモノよりちょっとマシ。
ただ、ニセモノより本物は直径が小さく、私の鼻の穴がデカイせいか、
穴ととフィルターの間に隙間ができてしまう。
これって、ちょっとマズイんじゃないのか?
下の写真でわかるように、ニセモノのフィルター方が直径が大きい。
あと、ピンクの鼻に取り付ける部分がニセモノの方が分厚く、目立つが、
一度フィルターをセットすると、鼻から強く空気を吸い込んでもフィルターの位置がズレなかった。
本物はピンクの部分が細いし柔らかいので、強く吸い込むとズレるし、
青い部分が鼻の穴に入ってしまう。
ジョギングで使ってみたら、やはり空気流量は制限されるので、普通の生活でしか使えない雰囲気だ。



使用感はまずまず。
違和感はすぐに慣れる。
運動時に使わなければ、吸い込み過ぎて鼻の穴の奥に青い部分が入ることはない。
鼻の穴にフィルターを合わせるには鏡とピンセットが必要だ。
傘の骨のような皮膚に当たるパーツは、本物は柔らかく異物感が少ない。

なんとなく、花粉が入ってきていない気がする。
これはしばらく使い続ける価値がありそうだ。

でも、待てよ・・・・・・。
マスクして水泳ゴーグルして外出すれば、見た目は変だけど、
誰が見たって花粉症で苦労していることは明らかだ。
もし、ノーズマスクして、水泳のゴーグルだけして街中を歩いていたら・・・・・、
それは、変態か異常者だ。
警察官に捕まり職務質問される可能性、大かもしれない。

うーーーーーーん・・・・・・・、困った・・・・・・。
どーしよ??



2009.03.31

成田→関空 をフェリー(空輸)した。

当初計画されていた勤務では、
2176便で伊丹→成田を移動後(08:00−09:10)
9931便として11:30に成田を出発し、12:50に関空に到着する予定だった。
ところがスケチェンが発生。
3112便で伊丹→成田を移動後(13:30−14:45)
9931便として20:30に成田出発、21:50に関空到着に変更となってしまった。
最近、早い時間帯の勤務が多いし、
休みの日も20:30頃には寝てしまう私だから、20:30に出発なんて大変な勤務だ。

成田に到着後、とても長い中空きがあった。
スタンバイ・ルームに行くとB3の移行訓練のパートナーだったKがいた。
(飛行機の訓練は二人一組でペアを組むことが多い。)
Kも次便乗務まで時間があったので、食堂でお茶をした。

1時間半ほどお茶をして、再びスタンバイ・ルームに戻った。
しばらくして、コパイが慌ただしくしているのに気がついた。
「どうしたん?」
「今日のフライト、国際線扱いだって、知ってました?」(コパイ)
へっ?? 税関、通るんだ・・・。
「パスポート、持ってます?」(コパイ)
「うん、いつもフライト・バッグに入れてあるから。」
「飛行機までGHさんが出入国に必要な書類を持ってきてくれるみたいです。」(コパイ)
「そっか、それを調べてくれてたのね? ありがとう。」
日本を出国して、日本に再び入国するって、不思議な感じだ。
「フライトプランは 40,000feet できてました。」(コパイ)
「40,000feet まで上がるの?!」
成田→関空は距離が近いのに、随分高い高度まで上昇するするんだなぁ。
B3は機体重量に対してエンジンの出力が異様にデカイから、きっとあっという間に上がれるんだろう。

9931便でフェリーする飛行機は、936便の使用機材だった。
その936便が定刻より40分遅れて成田に到着した。
降りてきたキャプテンは同期だった。
「関空に持ってくの、ナオちゃん? もう、おねむの時間じゃないの?」
さすがに同期。
私のことをよく知っている。

結局、成田の58番スポットからプッシュバックを開始したのは20:50。
誘導路の工事があったため、Push Back中にエンジン・スタートができず、
Push Back後、タグ車で前にPull Forwardしてパーキング・ブレーキをセットしてからエンジンをかけた。
これだけで5分程度のロス・タイムが発生した。

成田からの離陸は今日が始めて。
管制官に指示された誘導路を、ベテランのコパイさんと何度もチャートで確認しながら16Lへ向かい、無事離陸した。
上昇中、大きく揺れる高度が何箇所かあったが、
お客さんも貨物も何も積んでいないので、へっちゃらだ。
機体が軽いので、いっきに 40,000feet まで上昇した。
関空へ向けて高度を下げ始めるまで、巡航時間が25分もあったのには驚いた。
関空への降下中も、強く揺れるところがあったが、ここも余裕で通過した。

駐機所に入ったのは22:28。
帰宅したら24:00を過ぎ、次の日になっていた。
たったの成田→関空フェリーに何時間かかったのだろう?
長ーーーい一日だった。