2014.08.03

ここ数年、夏は毎年、沖縄と小豆島に家族旅行に行っている。
でも、今年の夏は長男の受験勉強があるので沖縄旅行を諦め、小豆島にだけ行った。

フェリーに乗った。
一人で甲板に出た長男が戻ってきた。
「お父さん、見て、この写真。」(長男)
「ゲッ!?!? 沈んでるじゃん???」








フェリーの甲板の方が高さはだいぶ高いので、真横から見たらもっと沈んで見えるにちがいない。
どうして浮いていられるのぉ〜〜???



2014.08.08

関西で「セミ」といえばクマゼミをイメージする。
時々アブラゼミをみかける。
ごく稀にツクツクボウシやニイニイゼミもみかける。
私が関東に居た子供の頃、セミといえばアブラゼミがほとんだった。
アブラゼミとクマゼミの数の差は気温の差、と聞いた気がする。
関東より気温の高い関西では、クマゼミの方が多く生息するらしい。

去年だったか、関西で例年より多くのアブラゼミを見かけた年があった。
きっと彼らが卵だった年、例年より気温が低かったのだろう。

クマゼミとアブラゼミでは、体の大きさの違いのせいか、
クマゼミの方が逃げるのが遅いので、手づかみで捕獲しやすい。
特に日中の暑い時間帯は、クマゼミは手の届く低い場所に止まっており、
逃げ足も夕方の涼しい時間帯よりかなり遅い。
幼稚園児でも手づかみ捕獲が可能だ。

虫かごに入れておくと、
アブラゼミやニイニイゼミのように透明でない羽根は割れやすいが、
クマゼミのように透明の羽根は割れにくい。(気がする。)
透明の羽根の方が見た目がきれいだが、
クマゼミのようにボッテリとした黒いセミは美しくない。
ツクツクボウシより大型で、羽が透明で、体が緑色っぽいミンミンゼミが私は好きだ。
ミーーン、ミンミンミン、ミーーーーーーン♪ という声の持ち主。
もう、いかにも、セミっ!という鳴き声ではないか。
関西でも山へ行くとミンミンゼミの鳴き声を聞くことができるが、都会で見かけたことはない。

先日、仕事で東京泊まりだった時、たまたま品川のホテルに泊まった。
高輪の庭園でニホントカゲの子供を何匹も見かけ、手づかみで捕まえようとして失敗、、
なーんてことを大人気ない事を繰り返していたが、ふと気がつくと、、、
ミンミンゼミのコーラスが聞こえるではないかっ!?!?

↓↓クリックで動画再生↓↓
 

こんな都会なのに、ミンミンゼミがいるの?
その姿を探すと、そこらじゅうに容易に見つかった。
当然、手づかみで届きそうな高さに止まってるヤツを探すと???
いたぁぁああーーーっ!!!
しかも2匹もいる。

周りに誰もいないのを確かめ、ちょこっと石垣を登り、そぉーーーっと木に近づいた。
クマゼミ並みにアホなのか逃げようとしない。
それとも、高輪のミンミンゼミは人間に捕まえられたことがないから(子供があまり居ないので)
人間を恐れていないのか?
もしそうなら私にとっては超ラッキーだ。
そーーーーっと近づいて、2匹のミンミンゼミの間隔を確認し、
1匹は右手、もう1匹は左手でつかめるよう両腕を開き、、、
そして、、、、グワシッ!!!!
ゲットォォオオーーーーーーーーッ!!!!!!
やったぁ???♪
何年も見たことないミンミンゼミをワントライで2匹も手づかみ捕獲成功だ。
ヨッシャーーーっ!!!
石垣を降りようと後ろを向いたら、
立ち止まってこちらを見ていたであろう母二人とその子供達とバッチリ目があった。。
ウワッ、見られた。 見てたんだ???。
アジア系の外人か? 英語で話すか?
イヤ、この人たちは日本人だ、きっと。

「こんちはぁ?♪ (^◇^;)」
「・・・・・。」(全員)
「ねぇねぇ、僕たち、ミンミンゼミって見たことある?」
「・・・・・。」(子供達)
なんだよ、子供達フリーズしてんじゃん?!
「僕、関西から来たんですけど、関西ではミンミンゼミ、ほとんど見かけないんですよねぇ。」
「へぇー、そうなんですか。」(母)(超無関心な返事)
「連れて帰って子供達に見せてあげたいないぁ?。(ウソ)失礼しまーす。」
そう言って、私はイソイソと立ち去った。

当然、虫かごは持ってない。
ホテルへ戻る道に、ペットボトルも落ちてない。
ゴミ箱もないし、自販機もない。(自販機横のペットボトル用ゴミ箱が目当て)
せっかく捕まえたんだし、連れて帰りたいなぁ?。(子供に見せるためではなく、自分のため)
両手に鷲掴みにしたままホテルに入るの、気がひけるなぁ?。
なんか容器ないかなぁ?。。 ないなぁ?。。
空港のX線とこで、制服着ててセミが見つかったら、、、相当恥ずかしいなぁ?。
こいつら声出すかもしんないしなぁ?。

残念だけど、逃がすか。。

高輪の庭園とこで、外人が通り過ぎる中、両手に持ってたミンミンゼミ2匹を片手に持ち替え、
iPhoneを出して記念撮影した。
そして離した。
元気に飛んでったさぁ?。


↑↑この写真がWeb上で表示させれず、Macの”マークに問題があるのに気がつくまで3時間もかかってしまった。↑↑



2014.08.09

台風11号のおかげで宮崎空港は欠航が続いていたが、
台風がやや東に進み、横風制限値がリミット内に収まり着陸できる可能性が出てきた。
ということで、台風通過後、初めての到着便となる 613便、羽田 → 宮崎に乗務した。
宮崎へ帰りたい人たちが待っていたわけで、当然満席。

宮崎にこれから到着する飛行機の乗員で、宮崎泊まりのクルーがいたため、
宮崎発の便を飛ばすクルーが必要だったが、
いつもいるはずのクルーは台風が接近してきた数日前に宮崎を脱出していた。
そこで羽田から宮崎へ乗員を送り込む必要があったが客室は満席だったので、
コックピット内にある予備座席、ジャンプシートに2名、キャプテンとコパイを乗せ、
本当にド満席状態での就航だった。

紀伊半島手前までは普通のフライトだったが、
台風の目付近、四国沖を降下中、外気温度が瞬間的に13℃も上昇した場所が在ったのには驚いた。
通常、100kt 近い強い風が吹く時は北西から南西の風の場合がほとんどだが、
この日は約 90kt の完全な東風が 10,000ft より下までずっと吹き続け、なかなか降下できずに苦労した。
(追い風が強いと飛行機は降下しにくい。羽田から宮崎へ西へ向かう時、東風は追い風となる。)
降下中、揺れが強かったので減速して250kt 程度で降下したが(速度が遅くてもなかなか降下できない。)
高度を処理しきれないのでスピードブレーキを FULL に作動させる必要を感じ、
ずっとオートパイロットを外して降下した。
(A320は オートパイロット ON の状態ではスピードブレーキは半分しか立たたない。)
ようやく高度処理が間に合うであろう、と判断できたので、
スピードブレーキを FULL から半分に戻し、オートパイロットを入れ直した。
そこで一息ついて、、空港の風を聞き、、予期できる Rough Air 感をイメージし。。
おぉーー、結構いい風吹いてんじゃん! 揺れんでぇ〜♪ と心の中で思いニンマリ。

オーパイ ON で ILS の Glideslope をキャプチャーしたが、
視程良好で空港は遠くから見えていたし、オートスラストの追従が良くないので、
やや高めの高度でオーパイ、オートスラスト OFF にした。
マニュアル操縦の方が飛行機が自分の手に入ってる感があるのだ。

滑走路手前の東の海岸に高い波が叩きつけられ、猛烈な水しぶきが上がっているのが見えた。
スゲェー、スゲェー。 あんな波、宮崎では見たことない。
案の定、着陸前までの 30秒ほどはメチャメチャ揺れたが、マグレで No Shock で接地した。
お〝 お〝 ーーーー、ラッキ〜〜〜♪
空港の駐機場には飛行機が一機もいない。
当たり前か。 私たちが台風後、初めての到着便なんだから。
でも、一番乗りでとても、とっても嬉しかった!