間食の勧め


一般的に間食は良くないと思われがちですが、そうでもないのです。
朝、昼、晩、しっかり食べている人が、3食の間に食べることが良くないのです。(例えば、3時のおやつ)
毎食これくらい自分は食べる、という量の感覚がつかめてきたら、それを分けて食べてみましょう。
いつも食べる量の夕食をテーブルに並べます。  そして、それぞれのお皿、茶碗から半分ずつ食べます。
残りの半分を2〜3時間後に食べましょう。  不思議なことに、同じカロリーを摂取した場合、
3回で食べるよりも5回、6回に分けて食べる方が太りにくいのです。
慣れてきたら、一回分の食事を用意してから半分食べて残す方法を止め、
最初から半分の分量を一食として用意すれば良いでしょう。
その方が、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べることができますね。
意外と普段自分が一食で食べる量は、わからないものです。
半分、50%のつもりが55%用意してしまい、それを2回食べると110%、
つまり通常の1.1倍食べたことになります。  これではダイエットになりません。

何回かに分けて食べる方法を勧めます。 これが「間食の勧め」です。
例えば 3000kcal を一日で摂取する場合、
1000kcal × 3 ではなく、500kcal × 6 の方が太りにくいのです。
人間が体に皮下脂肪を蓄えるのは、ずっと昔、まだ人が貧しかった頃、
飢餓に襲われた時に生き延びるためです。
空腹な状態にさらされると、体が「飢餓モード」に入り、必要以上にエネルギーを燃やさなくなります。
仮に、通常 100m 走るのに 10kcal 燃焼する人が空腹で「飢餓モード」に入っていると、
同じ 100m 走るのに 8kcal しか燃やさないように、体は効率的に働きます。
そして余った 2kcal を体脂肪として保存するわけです。
「お腹がすいた」という感覚は、食事を3回するのと、6回に分けるのとでは、
あまり差はないかもしれませんが、血液中の消化された栄養素の量が違います。
3回で食べるより、6回の方が栄養素の量の変動が少なくなり、
体が「飢餓モード」に入らないようにしてくれます。

体がエネルギーを燃やす速度を「代謝」、「新陳代謝」と呼びます。
当然、代謝の速度が早い方が、沢山食べても太りません。
食べ過ぎたとき、普通の人が皮下脂肪に蓄えるのに対し、痩せの大食いと呼ばれる人達は
体が余分なエネルギーを燃やす機能を備えています。
だからいくら食べても太らないのです。
同様に、太りやすい人、代謝の遅い人、体が少ないエネルギーで効率よく動き、
エネルギーを余らせ脂肪に蓄えやすい人でも、有酸素運動をすることで代謝を早めて、
少しでも非効率的にエネルギーを燃やし、脂肪を減らせるわけです。
代謝の速度が下がるときが「飢餓モード」です。
「飢餓モード」は血中の栄養素が減少すると起こります。
これは、1日の食事の回数を減らした時だけに起こるのではなく、
ダイエットのために摂取カロリーを抑えることでも起こりますし、
栄養の偏った食事をした場合にも起こります。
例えば1日に必要な総カロリーが 2500kcal の人が、
1食 500kcal のうどん(炭水化物)だけをを6回食べても(合計 3000kcal)、
必要な栄養素、野菜に含まれるビタミンやミネラル、たんぱく質を摂らなければ、
体は「飢餓モード」に入ります。
この場合、余分な 3000−2500=500kcal が脂肪に蓄えられるだけでなく、
栄養素の偏りから代謝が遅くなった分、
例えば、さらに 500kcal、合計 1000kcal 脂肪として蓄えられます。

ダイエットとは、総摂取カロリーを下げて、血液中の栄養素の量が減っても、
体が「飢餓モード」に入りにくいように、すなわち代謝の速度が遅くならないように、体をだますことです。
そのために、食事の回数を増やしたり、有酸素運動をするわけです。

ダイエットでもう一つ大事なことは血糖値のコントロールです。
脂肪を蓄える原因の「血糖値」について以後説明します。

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