サングラス製作に関する考察
今回の目標は、重量を軽くすること、でした。
前回のサングラスはデザインは気に入っていましたが、作品を見てくれた人たちには、重くて不評でした。
そこで、レンズにプラスチックを使用し、かつ、最近流行のレンズの周りにフレームのない構造、
ネジで固定するだけのデザインのものにチャレンジしてみました。
アメ横へ行って、ファッション・サングラス(¥1000〜¥1500)を見てまわり、デザインの研究をしました。
その中での、ロー付け部分の全くない構造のものが気に入ったので、
それに似たものを作ることにしました。
ロー付け部分がない代わりに、ヤットコで曲げる工程が多く、
私はそれまでヤットコを使った作業をあまりしたことがなかったので、意外と難しかったです。
何箇所か失敗してしまいましたが、なんとか見れる程度には仕上げることができるような気がします。
最終的な重量は23g。
前回は45gだったので、大幅に軽くすることができました。
ただ、プラスチック・レンズはガラスに比べて傷がつきやすいので、取り扱いに苦労しました。
作業をする机の上には、工具やら金属破片が散らかっており、
レンズを置く場所、作業の工程でレンズを持たなくてはならないときなど、とても神経を使いました。
一度、誤ってレンズを高さ1mほどのところから落としてしまい、
床に置いてあったダンベルに直撃して跳ね上がったときには、思わず悲鳴をあげてしまいました。
レンズを拾い上げ、隅々まで傷がつかなかったかチェックしているとき、
心臓バクバクでしたが、何故か傷はありませんでした。
ひょっとしてプラスチックって、私が思っているより強いのでしょうか?
また、プラスチック・レンズそのものをヤスリで削る作業も、傷をつけないように気を使いました。
鼻にあたる部分の形を決めるのに時間がかかりましたが、最終的には納得できるデザインにできました。
次回も、今回と同様、フレームのない構造のサングラスを作る予定です。