写真の撮り方


私はプロの写真家ではありませんので、露出の計算ができません。
また、現像、プリントも全てお店に出しています。
そこで言えることは、自分が思ったように写真が撮れていないことが多い!!
大抵は自分の未熟さに原因があるのですが、
それをなんとか克服する方法もあるようです。

プリントについて          人物の撮影、記念撮影

接写、小さいものの撮影     光の量を調整する
     



プリントについて

プリントで色が変なとき、よくありますよね。
写真が鮮明に撮れていないのであれば、きっとどうすることもできないでしょう。
でも、もしピントも合ってるし、鮮明に撮れていて、色だけがおかしいなら、
プリントしてくれたお店に行って、自分のイメージする色を言えば焼きなおしてくれることもあります。
最近はプリントがタダ、もしくはコスト割れでサービスしてる現像店が多いので、
焼きなおしてくれないところの方が多いかもしれません。
大切な1枚であれば、少し高めのカメラ専門店のようなところに持っていって相談してみましょう。
ポジは無理ですが、普通のネガのフィルムであれば、どんな色にでも仕上がるはずです。
例えば、カラーフィルムをセピアカラーで印刷することもできます。
わざわざセピアのフィルムを使う必要もないのです。
日本で試したことはありませんが、以前オーストラリアの現像店で試したことがあります。
ネガはどんな色で印刷することもできるのですが、
それにはプリントする機械の設定をマニュアルで専門家が変更する必要があり、
めんどくさいし、バイトしかいないところでは決してしてくれないのですが、
技術的には可能なはずです。



人物の撮影、記念撮影

人物を撮影するとき、プリントしてみると太って見えることがありませんか?
これはワイド、ズームを使い分ければ解消できるはずです。
ズームというのは、レンズが伸びている状態です。 遠くのものを拡大して撮影できます。
反対に、ワイドは風景を撮影するときに使います。
人物から一定の距離にカメラマンが立ったとき、ワイドでは人物は小さく写り体も入りますが、
ズームだと人物は大きく写り、顔しか入らないですよね。(被写体までの距離にもよりますが)
「ワイド」で人物の顔が大きく写るようにするには、被写体にカメラマンが近づく必要があります。
「ズーム」で人物の顔を小さく写すには、被写体からカメラマンが遠ざからなければなりません。
カメラを覗いたとき、人物の顔を同じ大きさで撮影するには、
「ワイド」では被写体に近づき、「ズーム」では被写体から遠ざかります。
このとき、同じ大きさに顔が写っていても、「ワイド」で撮ると太って見えますが、「ズーム」で撮ると細く見えるのです。
何故かについては、考えてみてください。

ズームというのは便利ですが、誤って使うと写真の撮り方が下手になってしまいます。
遠くにいる人物を撮るために、めんどくさいから被写体に近づかず、
ズームで撮影してしまうことがあります。
記念撮影で何人かの友人と風景を撮るとき、カメラを持って適当なところに立ち、
ズームを使って人物と風景の大きさを調整しませんか?
使い捨てカメラにはズームがついてないので、カメラを持って前後に移動し、
人物と風景の大きさを調整します。
これが、カメラ撮影がうまくなるための基本です。

ワイドで人物を撮ると、後ろの風景が沢山入り、かつ
人物と風景にピントが合いますので、記念撮影には向いています。
それをややズームにすると、同じ大きさで人物を撮っても、バックに入る風景が少なくなります。
さらにズームにすると、バックに入る風景の範囲はさらに狭まり、かつピントが合わずぼやけて写ってしまうのです。

まず、どんな記念撮影をしたいのか頭の中でイメージして、カメラを持つ自分が立つ場所を決め、
それからズームを使って被写体とバックの風景の写り方、バランスを調整するようにしましょう。

屋外で撮影するとき、太陽の光で明るく、しかも逆光でない場合、
人物の写真を撮影する際フラッシュを使う人はいないでしょう。
でも太陽の光は強いので、顔のどこかに強い影が出来てしまいます。
これを防ぐために、屋外での撮影時にもフラッシュを使ってみましょう。
太陽光はフラッシュより強いので、影は完全に消えることはありませんが、
薄くなることで表情がより鮮明に見えます。
また、フラッシュをたくことで被写体の目の黒い部分の中心に、小さな白い点が入ります。
この小さな白い点が、人物を表情を生き生きと見せます。



接写、小さいものの撮影

チラシ、広告にあるようなジュエリーの写真がなかなか撮れず、私は苦労しました。
接写機能のあるカメラでも、小さなものの撮影は難しいです。
ぼやけて撮れてしまうのには、ピントが合ってない、というだけではなく、
シャタースピードが遅いためにカメラを持つ手がぶれてしまうことも原因になっているようです。
ぼやけるときは、まず三脚を使ってみましょう。
被写体の一部分のみにピントを合わせたいときは、絞りを開放し 値を小さくしましょう。(16 より2.8)
その方がシャッタースピードも速くなり、手ぶれが起きにくくなります。
被写体とバックグラウンドにピントを合わせたい、奥行きのあるものの全体にピントを合わせたい、
そんなときは値を大きくしましょう。(2.8 より16)
但し、このときシャッタースピードは遅くなるので、必ず三脚を使い、フィルム感度も高いもの
「100」 より 「400」、「400」 より 「800」 を使いましょう。
(感度がよくなりすぎると、引き伸ばしたときに輪郭が鮮明に出ないので、
 できるだけ感度は低いものを使ったほうがよいのですが。)

バックに使う色も考えます。
バックに黒を使うとジュエリーがより映えて見えるので、本当は黒を使いたいのですが、
私はあえて白っぽいものを使います。
露出を計算し、マニュアルで絞りとシャタースピードの設定をできる人は、バックが黒でも撮影できますが、
私は素人なので、絞りを自分で決め、シャッタースピードはオートでカメラに選ばせています。
このとき、バックが黒いとカメラは夜間撮影のように光が足りない、と判断し、
できるだけ光を取り込むためにシャッターを長いこと開放します。
このため被写体が明るくなりすぎて、白っぽく写ってしまいます。
バックを白くすることで、カメラが的確なシャッタースピードを選んでくれるのです。

ダイヤのような光るものを撮影するときはどうでしょう?
キラキラ輝くものは、まぶしくて目をつぶってしまいますよね? カメラも同じです。
まぶしいと判断すれば、シャッタースピードを速くし、光が少ししか入らないように調整します。
こうなると、カメラはキラキラ光っているところがまぶしくない程度に光を取り込むので、
被写体そのものは暗くなってしまいます。

使用する光には何を使えばいいでしょう?
接写の際、被写体はカメラに非常に近いところにあります。
カメラについているフラッシュはレンズから何センチか離れているため、
カメラのフラッシュは被写体に対して斜めから光をあてることになります。
当然濃い影が映ってしまうし、ダイヤのような光る石も斜めから光が入ると美しく輝きません。
これを防ぐために、接写専用のレンズの周り接続する、ドーナッツ形のフラッシュも売ってますが、
高いので、私はフラッシュは使いません。

太陽光も同じです。 被写体に正面から太陽光を当てようとすれば、
被写体と太陽の間にカメラがあり、自分がも居るわけで、被写体は影に覆われてしまいます。
被写体に光が当たるようにすると、斜めに光が当たり、濃い影ができてしまいます。

私はよく晴れた日中に、窓が多い明るい部屋の直射日光が当たらない場所で撮影しています。
北に面しているより南に面している部屋の方がより明るく、
フィルム感度 「100」 を使ってもシャッタースピードが速いのでいいのですが、
北に面した部屋の方が、より自然な色に仕上がるように感じます。
特に朝日や夕日は黄色っぽいので、その光が入りやすい南向きの部屋では、被写体が黄色がかって写ります。
このため私は朝、夕に撮影はしないようにしています。

どんなに直射日光が当たらない場所で撮影しても、やはり窓とは反対の方向に薄い陰ができます。
これを消すために、窓と反対側から鏡を使って光をあて、影を消します。
これでかなり被写体も明るくなり、シャッタースピードを速くすることができます。

指輪のようなものを立てて撮影する際には、
昔はやった練り消しや、粘土、噛ん柔らかくなったガムを使えばいいでしょう。
チラシ、ダイレクトメール、その他きれいな紙を取っておくと、
撮影で被写体の下ににひき、バックに使うことができます。



光の量を調整する

写真を撮るうえで、最も大切なのは 「光の量を調整する」 ことでしょう。
そして、光の量を調整する手段には、「シャッタースピード」、「絞り」、「フィルム感度」、の3つがあります。

全自動の小さなカメラでは、このうちフィルム感度しか自分で選択することができません。
よくフィルム感度 「400」 が良い、と言われますが、
何が良いのかと言えば、暗いところでも撮影しやすい、ということです。
私は、「100」 をよく使います。 それは安いし、より鮮明な写真を撮れるからです。
フィルム感度の番号が大きくなればなるほど、少しの光でも写真が撮れるようになりますが、
その分フィルムの粒子が大きくなります。
夜間の撮影には便利ですが、引き伸ばすと画像が粗くなってしまいます。
デジカメの300万画素と30万画素とでは、引き伸ばすと大きく画質が違うのと同じ原理です。
日中に写真を撮る機会の多い私は、フィルムの粒子がより細かく、画像が鮮明に写る
フィルム感度 「100」、ようするに数字の少ないものを使います。
ただ、最近は技術が発達し、感度 「400」 のものも 「100」 なみに粒子が細かくなり、
一見あまり変わらなくなりました。
「400」 の便利なところは、夜間撮影時、フラッシュを使うとき、バッテリーが長持ちすることでしょうか。
デジカメではフィルム感度を選ぶことができません。
しかし、夜間と日中とでは写真の鮮明度が違うことで分かるでしょう。

さて、フィルム感度が決まると、残るはシャッタースピードと絞りの組み合わせです。

シャッタースピードは、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000
というふうに表示されます。
例えば1/15なら、15分の1秒の間に、シャッターが開いて、そして閉じるのです。
したがって、光が一定のとき、1/1000 で光1単位がフィルムに届くとすれば、
1/500なら光2単位、1/250なら光4単位、1/125なら光8単位、フィルムに届くのです。

使用するフィルムが決まり、絞りを一定にするなら、
外が明るいときはシャッターの開いてる時間を短くしたいので、例えば 1/500 を、
外が暗いときはシャッターの開いてる時間を長くしたいので、例えば 1/125 を使えばいいうわけです。

「絞り」 とは、レンズの直径をどれだけ小さくするか、ということです。
「絞り」 を小さくするとき、レンズの円周にドーナッツ形に切った紙を貼り付けるようなものです。
レンズの直径が10cmなら、円の面積は半径×半径×3.14ですので、5×5×3.14で計算できます。
例えば外径10cm、内径5cmの紙を、このレンズに貼り付け、直径を5cmにしてみましょう。
この直径5cmの隙間から入ってくる光の量は、面積に比例するので、2.5×2.5×3.14です。
つまり、直径10cmのときに入る光の量は  5 × 5 × 3.14、
     直径 5cmのときに入る光の量は 2.5×2.5× 3.14、ということになります。
これは比例計算ですので、正確な数値を求める必要はありません。
10cmは5cmの2倍ですので、
直径10cmのとき 2×2=4 に対し、直径5cmのとき 1×1=1 の光がフィルムに届くのです。
従って、レンズの直径が2倍になると、光の量は4倍に、
           直径が3倍になると、光の量は9倍に、
           直径が4倍になると、光の量は16倍になります。

シャッタースピード、絞り、フィルム感度、この3つをうまく組み合わせて写真撮影をしてみてください!